オープンになるほど多様性は減っていく そこで戦うからこそ美しい。瀬戸弘司さんの動画より
こんばんは。
今日、ビジネスバッグを新調してきました。
前々から気になっていたMaster Pieceのカバンです。
自分用に買うのは初めてなんです。やっぱり安心の日本製。
アップルストアオンラインと直営店の限定モデルだって。
master-piece Density 3WAY ブリーフバッグ - Apple Store(日本)
さて、前の記事でも少し触れましたけど、
僕はYouTuberである瀬戸弘司さんの大ファンです。
その瀬戸さんの本日の動画がとても興味深かったので、取り上げさせて頂きます。
オープンになるほど、多様性は損なわれていく...
いや、全くその通りだなぁと。
以前の僕のブログで、ネットにより情報がオープンになり、多様性が損なわれると書きました。
(ブログを書くにあたって② ウェブの世界とコモディティ - 大学院中退バンドマンの新卒入社”好きなことを仕事にできるのか”)
しかしそれ以前に、瀬戸さん及びこの話の出典であるニコニコ哲学の著者、川上量生さんが言う通り、
高い競争率が多様性を損なわせるという事実が有ります。それにウェブが拍車をかけてしまっているのではないでしょうか。
競争率が高くなるほど、その中から抜けだそうとするため数字をとれるコンテンツの真似が横行し、上位には同じようなコンテンツばかりになる。
そして成功者の一部と、そこに迎合出来ない下層の差が広がっていく。
人間の心理として、どうしてもそうなってしまうのでしょう。
音楽の歴史だって、あるバンドが流行ればそれを追いかけて似たようなバンドが量産され、ブームが作られるということの繰り返しです。
僕が瀬戸さんを好きな理由は、勿論単純に面白いから、ということもあります。
しかし、YouTuberという時代の最先端の生き方の中で、
こうした”均質化”の波と”自分のやりたいこと”の間で苦しむ憂いみたいなものがかいま見えるからというのも、大きな理由です。
今日の動画はそれを珍しく口に出されていますが、なんとなく、普段の動画からも感じ取れるんですよね。
僕はそれが、とてもMr.Childrenとかぶって見えるんです。
なに言ってんだと思われるでしょうか笑
たしかに突飛な話に聴こえるかもしれませんが、本当にそう思うんです。
Mr.ChildrenはJ-POPの一時代を築いたバンドでありながら、ものすごく闇を背負ったロックバンドです。
大ヒットを連発した結果、世間のMr.Children像と自分のやりたい音楽との間で苦しみ、
結局めちゃくちゃ暗い音楽に行き着きました。それでもなお売れるという事実に一度は自我が崩壊しかけたのではないでしょうか。
だからこそ、ポップなMr.Childrenにも、他のポップスにはない人間味と説得力があるのだと思います。
90年台の最先端であるJ-POPの世界におけるMr.Children
2010年台の最先端であるYouTubeの世界における瀬戸弘司
やっぱり被って見えます。
僕は音楽であれ動画であれ、服であれなんであれ結局そういった間で苦しみながらも、
一本芯を貫いたものがカッコイイし人間臭くて好きです。
音楽であればそれがロックだと思います。
時代の均質化に迎合することは、ものづくりとしても心理状態としても簡単です。
凄く簡単に言えば、人のせいにできますから。
ダサいのも、売れないのも、人のせい、時代のせい。
でも芯を貫こうと知れば、ダサければ、売れなければ、自分のせいです。
それが特に仕事であり生きていくための糧であれば尚更、安易な方へ流れてしまいたくなるのは当然。
それでもなお貫こうとする人は、輝いて見えちゃうなぁ。
それで売れたり多くの人から評価されていれば、なおさら。
だからMr.Childrenも瀬戸さんも、カッコイイ。
結局のところ僕が自分で食い扶持を持てるようになりたいと言っているのも、
せめて音楽だけは貫いていきたいなぁと思うからです。
一度瀬戸さんと話してみたいなぁ。
ニコニコ哲学も読んでみよう。
今日もとても抽象的でとっちらかった内容になってしまいました。
具体化するのが下手。これは明確な弱点です。
明日は引っ越しの荷物積み込み!
いよいよだなぁ。
本日もありがとうございました。
まきお。