ドラムなんて所詮そんなもん。 ポジティブに。
深夜、なんとなく寝たくなくなったので、久々にブログを書いてみます。
最近サポートで演奏することが増えました。
(メンバーにドラマーがいないバンドやシンガーソングライターのバックで演奏することです)
サポートをすればするほど、お客さんにとってドラマーがだれでどんなドラム叩いているかなんてどうでもいいことだなと、最近は思うようになりました。
いや、気にする人もいると思うよ?ドラムが変わることでバンドがこう変わった!とか、言われることももちろんあるし。
でもそういう視点で見てる人って結局は相当のミュージックラバーかバンドマンかドラマーくらいのもんで。
これが正規のバンドメンバーとなればまた別です。3人なら3人、4人ならその4人が主人公なので、誰が演奏しているのか?は演奏の上手い下手以上に重要なことだと思います。
でも例えばいきものがかりのライブでドラム誰が叩いているかなんて、いきものがかりのファンで意識する人ほとんどいないでしょう。
いい意味で、「ドラムなんてそんなもん」って思ってます。
シンバル持ち込もうがスネアのチューニング変えようがお客さんにゃほぼ関係ない。
んじゃぁ、サポートドラマーの役目って何かって言うと、
徹底的に歌う人のためにいるんだと思うんよね。
歌う人やバンドメンバーが”最高!”って思えること。
そう思える仲間になれるかどうかが、ドラマーの唯一の仕事。
それでボーカルなりメンバーの気持ちが上がればいいライブになり、それを見たお客さんにもいいライブに映る。
ドラマーがいいからお客さんが喜ぶのではなくて、フロントマンやバンドメンバーが輝くことで、いいライブになるんやと思う。
シンバル持ち込んで、素晴らしいサウンドやビートが出せて、歌いやすく乗りやすいサウンドが作れるなら、持ち込めばいいやん。
ドラマーがお客さんに与える影響は、ある意味間接的なんじゃないかな。
(もちろんパフォーマンスとか、視覚的な影響は直接あるとは思う。)
「俺を見てくれ!」「俺のフレーズかっこいいだろ!」って感じで叩いているドラマーの音は、やっぱり気持ちよくない。
ドラマーのあるべきはそこじゃない。
あくまで僕がやっていきたい、歌ものやポップスという世界では。
実を言うと、僕もそういう気持ちがめちゃくちゃ強い人です。
我欲が前に出ないよう、歌を最善に考えられるよう、絶賛努力中。
まだまだ不完全な僕を使ってくれたバンド、アーティストのみなさん。
普段うまくいえないのでなかなか口にしないけど、
大好きです。
みなさんの音楽のいいところを少しでも伝えられるように、もっと鍛えていきます。徹底的に。
これからも、よろしくお願いします。