ドラマーのまきおのブログ

とあるドラマーのブログ。大学院中退〜新卒で人材業〜そしてフリータへ

大学中退のブログについて思うこと。

こんにちは。

最近、大学を中退した若者のブログが凄く話題になってますね。↓

www.ishidanohanashi.com

 

 

僕も同じく、大学院を中退したり、1年で会社員を辞めた身です。

なので、他人事とは思えない部分もあるのですが、僕もまだまだ若造。

経験談みたいなものは何も話せないので、そのあたりは別の方におまかせします。

↓このあたりの記事がとてもおもしろかったです。

社会という大きな海に小さな小舟で出て行く若者について思うこと - けっこう毛だらけ猫愛だらけ

生きづらい人々の受け皿がプロブロガーしかない問題 - ニャート

 

ただ、折角なので思ったことを連々と書いてみようと思います。

 

■レールを歩けない欠陥品

『大学卒業⇛就職⇛勤め上げる』

という生き方を”レールに沿った人生”というのだとしたら、

僕はレールを歩く人生を送る人を批判する気には毛頭なれません。

 

企業勤めをされている方は、自分の人生の半分近くの時間を企業に捧げています。

その対価としてお金を貰っていて、

仕事を通して社会(=国)に貢献できているから、

一定の保証がもらえる。

こうして世の中回っています。

 

そのうえで

「この企業のために、自分の時間を使いたい」とか

「顧客のために、なんとかして成果を出したい」とか

「愛する家族を、稼いだお金で守りたい」とか

思えたらもう万々歳。

きっとその人の人生は光り輝いているでしょうし、

その人の人生は、果たして敷かれたレールを歩いているといえるのでしょうか。

少なくとも僕の会社の同期には、「レールを歩いている」ように見えない人、いたと思うなぁ。

 

一方、僕は大学院を中退し、折角入社した企業も1年ちょっとで退社しています。

人生の時間をもっともっと自分のために使いたいから、

一般的な会社勤めが出来なかったんです。

用意された場所で自分の価値を発揮できない。

社会一般からみたら求められたものを提供できない”欠陥品”だと思っています。

(ここでは、やむを得ない事情でレールから降りざるを得なかった方とは分けて考えています)

 

だから僕は、一般的な社会活動の中で、自分の価値を発揮できる人を、心の底から羨ましいと思います。

僕には出来ないことをやっているのだから。

 

もし、大学を出て就職して勤め上げている人のことをつまらないと思うのなら、

それは間違っていると僕は思います。

(”意識高い”か”意識高い系”かの違いは、この部分の意識の差が大きいと、僕は思っています。)

ずれているのは、僕達の方です。

あえて言うならば、レールを歩けない欠陥品なのです。

 

■これしかない、をやるしかない

そんな僕達に出来ることは、

”自分の価値が発揮できるのはこれだ”

と思えることに、全力を注ぐことしかないと思います。

(これは、自分を背水に追い込む意味も込めて)

用意された場所にいられないのだから、

人一倍努力しなきゃいけないのは当然、

人一倍、不安も、後悔も、焦燥感も、背負う時があると思います。

認められるまでは、中々自分の価値が発揮できないのだから。

元々”無かった場所”、つまり”無くても良かった場所”にいるのだから、

認められるまでは、世の中に対して価値を提供できていない状態です。

そりゃ周りからは何やってんだと思われるだろうし、社会的な保証も得られないかもしれないですよ。

 

だからこそ、”これしかない”という事で価値を生み出せるまで、精一杯やるんだと思います。

 そして、そういう人たちが、”新しい何か”を生み出してきたんだと思うんです。

 

僕が唯一好きなYouTuberに、瀬戸弘司さんという方がいらっしゃいます。

普段ははちゃめちゃな動画を作られている方なのですが、

以前以下のような動画を出されました。

とても考えさせられる動画です。短い動画なので、是非見てみてください。

www.youtube.com

(YouTuber事務所のUUUMが新人YouTuberを大量募集した際に投稿された動画です)

 

この方も、東工大という超名門校に入学したものの中退し、

劇団員をされ、現在はYouTuberとして活動されています。

 

瀬戸さんはYouTuber第一世代。

動画投稿を初められた頃は、まだ収益化プログラムなんて全く無かった時代です。

当然、YouTubeを仕事にするなんて、誰も思っていなかった時代。

場所がなかった瀬戸さんが必死に探し当てた場所が、

まだ光の当たっていないYouTubeだったんです。

「苦し紛れに、これしかない」とやったことが、

新しくYouTuberという職業を生み出したんです。

 

きっと中退した彼も、”これしかない”を見つければ、

新しい何かを生み出せるかもしれません。

瀬戸さんの動画の内容の通り、

新しい何かを生み出してきたのは「場所なんかなかった人たち」だから。

 

だから、彼みたいな人間に対して「将来どうするんだ」とか、言わないであげて欲しい。

なのでぼくは迷うことなく挑戦します。

 

失敗する気も全くないですけどね!!

 とか書いてるけど、そんなもん、本人が一番不安に決まってるじゃないか。

 

■どう生きたって結局不安だぜ。

これ、最近ずっと思ってます。

挑戦する生き方って、そりゃ不安になると思いますが、

同じ企業にずっと勤めていたって、どんな大企業もいつ潰れてもおなしくない時代。

「同じ仕事ばかりしていて大丈夫なのか」って、将来が不安になる時がくるものです。

結局、将来への不安を拭い去ることってできないんじゃないかな。

 

だからもし何か燻っていることがあるのなら、

僕は飛び出してみることをおすすめします。

大丈夫、どっちを選んでも不安だから。

 

人間、万事チョボチョボ。

起業して社長になった人と、一生平社員の人との違いはきっとそんなに無くて、

その不安を振り切る勇気があったかどうか、それくらいしかないと思います。

 

多分、精一杯やることが、唯一最大の「セーフティネット」なんですよね。

 本当に命かけて全力でやっている人は、

その道が駄目でも、何かしらの力がついていて、なんだかんだでやっていけそうな人が多い印象です。

 

例えば、前職の会社の同期の西居君。

彼はプロスノーボーダーを目指して、僕より少し先に退職しました。

彼は振り切った結果、ノルウェーに移住し、日々日本と北欧をつなぐ発信をし続けています。

takahiro-nishii.com

 

結果はまだまだ先にならないとわからないですが、

既にライティングの才能を発揮していて、

実際の数字はわからないものの、結構な人数が彼のブログを見ているものと思います。

それだけ振り切っている人の文章や日々は面白いし、

僭越ながら物書きとしてもやっていけるような片鱗を感じています。

勿論それよりも、彼はスノーボーダーとして成功すると僕は思ってるよ!

 

このことは何も企業や音楽家やプロスノーボーダーに限ったことじゃなくて、

会社勤めだってそうだと思います。

全力で仕事をしてみれば、次どうしたら良いか、見えてくるかも。

(僕は結局仕事をやりきれなかったので、”かも”という表現にしておきます。)

 

■迷わずいけよ、いけばわかるさ

最後に、大好きな言葉を。

この道を行けばどうなるものか。危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。

踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。

迷わず行けよ。行けば分かるさ。

 

www.youtube.com

 

大学中退した彼に幸多かれ!

そして僕にも、少し幸をわけてくれ!

 

 

今回もまとまりのない文章になってしまいました。

僕は西居君みたいに文才はやっぱり無いな。笑

 

まきお